童謡「てるてる坊主」をご存知ですか?一度は聞いたこともあると言う方も多いのではないでしょうか。
雨の日にはてるてる坊主を吊るすと効果がある、なんていう迷信はとても有名ですよね。
実は、「てるてる坊主」には都市伝説があると言ったらどうでしょう。気になりませんか?
今回は、童謡「てるてる坊主」の歌詞、歴史、迷信、正しい吊るし方、都市伝説を紹介いたします。
他の童謡も気になる方は下記の記事を参照ください。
「てるてる坊主」の歌詞
「てるてる坊主」一度は聞いたことがあると言っても、時が経てば歌詞なんて朧でしか思い出せませんよね。
わかっています。歌詞を載せておくので、一緒に思い出していきましょう。
となっています。なかなか覚えていないものですね。まず3番まであったことに驚きです。
「てるてる坊主」の歴史
てるてる坊主は、江戸時代の中期にはすでに飾られていたようですね。この頃の人形は折り紙のように折って作られていました。
この人形を、半分に切ったり、逆さに吊るすことで祈願していたのがてるてる坊主の起源でしょうか。
また、当時中国にも「掃晴娘」(さおちんにゃん)という白い髪の頭に赤い髪の服を着せ、箒を持たせた人形がありました。掃晴娘が起源だという説もありますね。
江戸時代の文献では「てり雛、てり法師、てれてれ法師」など呼ばれていたそうですよ。
「てるてる坊主」が童謡として世に出たのはいつでしょうか。
当時は4番まであったそうです。削除された歌詞は…
「もしも曇って泣いていてたら 空を眺めてみんな泣こう」
というフレーズだったそうですよ。また、テレビやラジオの放送の際に、3番の「それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ」は歌詞があまりにも残酷すぎるためカットされることもあるのだとか。
「てるてる坊主」の迷信
てるてる坊主の迷信は誰でも知ってますよね。でもこういうのは知ってましたか?
意外と知られていないのが②と③番でしょうか。逆さのてるてる坊主には違う名前があるそうですよ。
「るてるて坊主」「ふれふれ坊主」「あめあめ坊主」とか。可愛らしいですよね。
「てるてる坊主」正しい吊るし方
てるてる坊主には正しい吊るし方があるのを知っていましたか?適当では効力が無くなったり、逆に作用してしまうかもしれませんよ?
となっています。本気で晴れを願うのであれば、作り方、吊るし方も正しい方法で行いたいですよね。
「てるてる坊主」都市伝説
それでは、お待ちかね、「てるてる坊主」の都市伝説について紹介いたします。
「てるてる坊主」お坊さん説
昔、1人のお坊さんがいました。お坊さんはお経を唱えれば必ず晴れると有名だったのです。その噂がお殿様の耳に入り、お坊さんを呼ぶことになりました。長い間雨が降り続き困っていたお殿様は、お坊さんにお経を唱えてもらうことにしたのです。
ですが、お坊さんがお経を唱えても、次の日も雨は降り止みませんでした。
お殿様は罰としてお坊さんの首をはねてしまいます。その首を白い布で包んで吊るしたところ、次の日はよく晴れたそうです。これがてるてる坊主の始まりという説ですね。
「てるてる坊主」掃晴娘説
上記にも出ました、中国の「掃晴娘」が起源という説です。
昔、北京に美してくて賢い「晴娘」という娘がいました。ある年の6月、北京では大雨が降り続いており、人々は困っていました。
晴娘は「大雨が止みますように」と天に向かって祈ります。
すると天から「東海龍王の太子の妃になれ、さもなくば北京を水没させる」と声が聞こえてきたそうです。優しい晴娘は北京の人々のためにその命令に従いました。
すると雨は止み、空は晴れましたが、その代わりに晴娘の姿は消えてしまいました。
それ以来、人々は雨が続くと、切り紙が得意だった晴娘を思い、人の形をした切り紙「掃晴娘」を作り晴れを祈るようにしたそうです。
まとめ
てるてる坊主には幻の4番目があった
顔を描いて吊るしたり、逆さに吊るすと逆効果
起源は本当にお坊さんか?中国の掃晴娘か?
以上になります。てるてる坊主は、もう日本の風習と言っても過言ではないほど浸透していますよね。少しでもあなたの興味に添えたなら、嬉しく思います。
他にも【童謡の都市伝説11選‼︎】一挙紹介します‼︎あなたの知ってる歌も入ってます‼︎など書いていますので、興味がありましたら合わせてお読みください。
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