あなたは「赤いちゃんちゃこ」という怪談を知っていますか?
還暦のお祝いに羽織るめでたいものではないですよ。
むしろ着るとひどい目にあってしまいう怪異なのでご注意してください。
今回は、【怪談】「赤いちゃんちゃんこ」を特徴と合わせて紹介‼︎対処法も提案します‼︎
他の怪談も気になる方は、下記の記事を参照ください。
【都市伝説】メリーさんの電話を紹介!類似パターンも紹介します‼︎
【怪談】「赤いちゃんちゃんこ」
それでは、赤いちゃんちゃんことは何か、からお話しします。
赤いちゃんちゃんことは何か
赤いちゃんちゃんこはいつ頃から語られ始めた?
1950年代前半にはすでに存在していたそうです。
赤いちゃんちゃんこの起源としては、「赤い紙、青い紙」の怪談から派生したと言われています。
「赤い紙、青い紙」の詳細は下記の記事を参照ください。
【怪談】「赤い紙、青い紙」を紹介‼︎〜ルーツや特徴を添えて〜
他の説としては「赤マント」から派生した、というのもありますが、「赤い紙、青い紙」そして、「赤マント」共にどちらが先に広まったかは定かではありません。
「赤マント」の詳細は下記の記事を参照ください。
【怪談】「怪人赤マント」を紹介‼︎ルーツや特徴、派生と対処法も合わせてお話します。
ですが、「赤いちゃんちゃんこ」は年代からして後発となります。
その影響からか、二つの怪談の要素を多分に含んでいます。
赤いちゃんちゃんこの特徴
- 小学校のトイレに現れる
- トイレの個室に入ると「赤いちゃんちゃこ着せましょか」と声をかけてくる
- 「はい」や「着ます」など肯定すると悲惨な結末を招く
- 肯定すると首を切られる。
- 出血により服が滲むことで赤いちゃんちゃんこを着ているように見える
地域によっては結末に差異があります。
赤いちゃんちゃんこの対処法
赤いちゃんちゃんこからの「赤いちゃんちゃんこ着せましょか」という問いかけを肯定してしまうと悲惨な結末を招く…
ならば、肯定せずに返答すればいいのでは?
いくつか提案してみます。
いりませんと拒否する
これは肯定していませんよね。
「着たくありません」と暗に伝えているわけですから、赤いちゃんちゃんこは諦めてくれるかもしれません。
聞き間違えて「いります」と勘違いされないよう、はっきりと歯切れ良く大きな声で伝える必要がありますね。
無言でやり過ごす
これが一番無難かもしれません。
怪異はこちらが気づいていないと手を出してこなかったり、手を出せなかったりしますから。
気づいていないふりがいいかもしれませんね。
ですが、相手にされない「赤いちゃんちゃんこ」のことを思うと少し可哀想でしょうか。
「赤いちゃんちゃんこ着せましょか?」
「あ…赤い…ちゃんちゃんこ…」
「ちゃん…ちゃんこ…」
「…」
泣いてしまうかもしれませんね。
めんどくさいアピールをする
「赤いちゃんちゃんこ⁉︎それって還暦のお祝いに着るものでしょ⁉︎私が60を迎える高齢者に見える⁉︎視力大丈夫⁉︎ちゃんと見てから言いなよ。嫌われるよ⁉︎それってある意味偏見だからね⁉︎第一トイレで声をかけるって何⁉︎終わるまで待つのが普通じゃない⁉︎というかまず見ず知らずの人に声かけるのに赤いちゃんちゃんこって…」
これはめんどくさい。筆者なら逃げ出します。2度と関わりたくないです。
一生懸命自分の本懐を遂げようとしているのにこの仕打ちは滅入ってしまいますよね。
対処法を駆使して赤いちゃんちゃんこを撃退しよう
最後の方は、何故か赤いちゃんちゃんこの方に感情移入してしまいましたが、これらの対処法を頭に入れておくだけで、もし遭遇してしまっても落ち着いて対処できるのではないでしょうか。
他の対処法を思いつく方がいたら是非教えてください。
【怪談】「赤いちゃんちゃんこ」
赤いちゃんちゃんこのルーツと特徴、対処法をお伝えしたところで、赤いちゃんちゃんこの怪談をお話ししたいと思います。
では、赤いちゃんちゃんこのはじまりはじまり〜
【怪談】「赤いちゃんちゃんこ」
これは私の小学校で起きたとても怖くて信じられないような話になります。
ある日の放課後のことになります。
私はクラブ活動が終え、帰り支度をして学校を出ようと思いましたが、トイレに行きたくなり家まで保つか不安でした。
トイレに寄ってから帰ろうと個室に入った時です。
どこからともなく声が聞こえました。
「赤いちゃんちゃんこ着せましょか」
私はドキッとしましたが、誰かの話し声か、悪戯だろうと思いました。ですが…
「赤いちゃんちゃんこ着せましょか」
また聞こえてきたのです。
何かがおかしい。
トイレに入った時は他の個室の扉は開いており、私一人だったはずです。
他の人が入ってきたような足音も聞こえず、クラブ活動はすでに終わっているため生徒が残っている可能性も低い。
何より、声がする方向です。
誰かが話しているのであれば、前方から聞こえてくるはず。
ですが、声は…天井から聞こえてきます。
「赤いちゃんちゃんこ着せましょか」
そして、この低く何かを通したようなノイズが混じったごもったような声は…人間の声でしょうか…
それに気づいた瞬間、身体中から嫌な汗が噴き出てきました。
自然と手や足、顎が震えてきます。
「赤いちゃんちゃんこ着せましょか」
私は怖くなって勢いよくトイレを出ました。
出た時に視界に入った限りでは…誰もいませんでした。
私はこのことを先生に報告しました。
先生は首を傾げながらも、事が起こったトイレまで足を運んでくれました。
先生がトイレに入ってから数分。
先生は青ざめた顔で出てきます。
先生も聞こえたということでした。
不審者の仕業かもしれないと警察に連絡することに。
すぐに女の警官が来てくれました。
女警官「問題のトイレはこれですか…」
あまり気が進まないのか、信じていないのか、警察官はため息を吐きながら入っていきます。
女警官「この個室か…入ってみるか」
女警官「特に問題はないようだけど…子どもの聞き間違えじゃないの?先生も揃って何してんだか。私たちの身にもなって…」
「赤いちゃんちゃんこ着せましょか」
女警官「…ん?今何か…」
「赤いちゃんちゃんこ着せましょか」
女警官「確かに聞こえる。不審者の仕業?」
女警官「どこの誰だか知りませんが、早く出てきなさい。子どもが怖がってるんですよ。それに、不法侵入の罪にも問われます。今ならまだ…」
「赤いちゃんちゃんこ着せましょか」
女警官「…わかったわよ‼︎着せれるもんなら着せてみなさい‼︎」
女警官がトイレに入ってから十分以上の時間が経ちます。
先生はまだかまだかと待っていましたが、痺れを切らしたようでトイレに入っていきました。
「っき…きゃぁぁぁあぁぁあぁあぁあ」
先生の悲鳴が聞こえました。私は何事かとトイレに入ります。
そこで見たものは…
首がなく、血が制服に滲んでまるで赤いちゃちゃんこを着ているように見える女警官でした。
まとめ
赤いちゃんちゃんこのルーツは「赤い紙、青い紙」「赤マント」にある
遭遇した際の対処法は「拒否」「無視」「めんどくさいふり」がいい
悪戯やドッキリと決めてかかると痛い目にあう
以上で、【怪談】「赤いちゃんちゃんこ」を特徴と合わせて紹介‼︎対処法も提案します‼︎を終わります。
他にも、【学校の怪談】「トイレの花子さん」の怪談を紹介!地域ごとに差異あり!という記事もあるので、興味がある方は是非ご一読ください。
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