あなたは「トイレの花子さん」という怪談を知っていますか?
学校の七不思議などで出てくるトイレが題材の怖い話です。
「トイレの花子さん」には、地域ごとにバリエーションが豊富なのも知ってましたか?
今回は、「トイレの花子さん」のルーツと、メジャーな怪談の内容、地域ごとの差異を紹介したいと思います。
他の怪談も気になる方は下記の記事を参照ください。
【怪談】「赤い紙、青い紙」を紹介‼︎〜ルーツや特徴を添えて〜
トイレの花子さん
それでは、何故トイレの花子さんという階段は生まれたのでしょうか。ルーツから見ていきましょう。
花子さんのルーツ
トイレの花子さんは、現在の小学校ではメジャー中のメジャーな怪談の一つでしょう。
ではどうやってここまで有名になったのか。まずは歴史から紹介しますね。
といった歴史を辿ります。
有名になった過程はわかったけど、どうして今の人物像になったの?
その疑問も解決しましょう。
などがあります。
また、本名まで出てくる具体的な人物像を指している噂もあります。
という具体的な内容です。
ここまで明確な人物像を提示されると、イメージしやすいですね。
トイレの花子さんの怪談
では、トイレの花子さんの階段をおさらいしましょう。
トイレの花子さん
私はある小学校に通うA子。
ここではある怪談が流行っていました。
それは、「トイレの花子さん」
今は使われていない旧校舎の3階にある女子トイレには花子さんっていうおかっぱの女の子の幽霊が出てくるっていう噂。
みんな楽しそうに噂話をしていますが、私は少し怖いです。
何故なら、私は放送委員に入っているのですが、新校舎に学校自体が移転したばかりで、機材を旧校舎に取りに行くことが多いからです。
そんな不安を抱えて学校生活を送っていましたが、その不安があんな形で的中するなんて…
あれは、暑い夏の夕暮れのことでした。委員会の活動を終え、教室に荷物を取りに行った時です。
学校は、昼間はみんなが居て楽しい空間ですが、夕方になると誰もいなくなるため、なんとも言えない寂しさと、焦燥感に襲われます。
荷物をまとめて帰ろうとしましたが、教室の前を通った先生に呼び止められました。
先生「A子、旧校舎に資料が保管してあるから取ってきてくれないか」
今思えば、これが一つの転機だったのではないかと思います。
何故なら、放送委員の機材や資料が保管してあるのは旧校舎の3階なのです。
嫌だなとは思いましたが、早く帰りたいという思いもあり、急いで旧校舎に向かうことにしました。
旧校舎に入り、3階へ向かいました。旧放送室のロッカーで目当ての資料は探すことができました。
「あとは帰るだけ」とホッとしてしまったからでしょう。急にトイレに行きたくなりました。
新校舎まで我慢できればいいですが、それも難しいとさえ思えました。
噂が頭によぎりましたが、「どうせ噂」と自分に言い聞かせトイレに向かいます。
トイレには、手前、真ん中、奥の3つの個室がありました。手前のトイレは水の流れが悪いことは旧校舎時代から知っていたため、真ん中のトイレに駆け込みます。
「間に合った」と一息ついて個室から出た所、何か違和感を感じました。
奥の個室の扉が閉まっているのです。
「…?」同じ放送委員の友達が同じ内容を先生に頼まれて同じようにトイレに行ったのかなと思いました。
声をかけてみますが返事はありませんでした。ですが、
コンコンコンと3回ノックをすると、同じようにコンコンコンと3回ノックが返ってきました。
違う人と間違えたのかな…
急いで出口の扉に手をかけます。ですが、
「開かない…」
普段は軽く引けば開くはずなのに…
だんだん怖くなってきます。
押しても引いても動かない扉
後ろには誰が入っているかもわからない個室
ノックだけ返ってきて声は聞こえない
「怖い…誰か助けて…」
その時、一番奥の個室の扉が開きました
「ギイィィィイ…」
中から出てきたのは、赤いつりスカートを履いたおかっぱ頭の女の子でした…
というのが花子さんの有名な怪談でしょうか。
もう少し詳しく紹介します。
という感じですね。
各地域のバリエーション
最後に、各地域のバリエーションも紹介します。
岐阜県
ある小学校は、旧式の汲み取り式便器があり、その周りを3回回って「花子さーん」と呼ぶと「はーい」と返ってくる
岩手県
3番目の個室に入ると「3番目の花子さん」と声がして、床穴から白い大きな手が現れる
山形県
トイレを出るときに「花子さん」と呼ぶと返事があるが、嫌な返事をされたときには何かが起こる
花子さんの正体は3つの頭を持つ体調3メートルの大トカゲで、女の子の声で油断した相手を食べる
島根県
花子さんと遊ばないと追いかけられる
神奈川県
女子トイレに花子さん、さらに男子トイレに洋介さんがいて、呼びかけて3秒以内に逃げないと殺される
男子トイレで便器の周りを3回回って「花子さん」と呼ぶと、便器から血だらけの手が現れる
兵庫県
1番目のトイレには花子さんの父、2番目は母、3番目は花子さん、4番目は妹、5番目は弟、男子トイレの2番目には祖父がおり、これらを呼ぶと「うちの花子に何か用か」と聞かれる
大阪府
花子さんを呼ぼうとトイレのドアをノックすると、「危ないわね、やめなさいよ」と標準語で帰ってくる
東京都
3階の女子トイレの奥で「花子さーん」と呼ぶと「なーに?」と返ってくる。16時過ぎにトイレで「花子さんごめんなさい」と言うと「いいよ」と返ってくる
埼玉県
トイレの4番目のドアを15回ノックして「花子さん、遊びましょ」と呼ぶと「はーい」と返ってくる
福岡県
トイレのドアを3回ノックして「花子さん遊びましょー」と言うと、天井から包丁が現れて頭に落ちてくる
まとめ
トイレの花子さんは歴史の長い怪談
3や4などの数字やノック、呼称などの儀式的要素も多分に含まれている
バリエーションは各地域で豊富に存在する
以上で、【学校の怪談】「トイレの花子さん」の怪談を紹介!地域ごとに差異あり!を終わります。
他にも、【都市伝説】メリーさんの電話を紹介!類似パターンも紹介します‼︎という記事もありますので、興味がある方は是非ご一読ください。
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