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【事故物件の怪談】「赤い風呂」を紹介※眠れなくても責任取れません

女の人が入っている浴槽 オカルト

あなたは怖い話は好きですか?

老若男女、一度は聞いたり話たりなど、怪談に触れる機会はあるのではないでしょうか。

そんな怪談の中でも「事故物件」は舞台としてはメジャーと言えるでしょう。

今回紹介する事故物件の怪談は「赤い風呂」です。

夜中に読むのはおすすめしません。何故なら、眠れなくなっても責任は取れませんから…

それでは、ごゆっくりお楽しみください。

他の怪談も気になるという方は、下記の記事を参照ください。

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【事故物件の怪談】「赤いお風呂」 

ボロいお風呂

 これは私が社会人としての一歩を踏み出した時に体験した時の話になります。

 念願の第一志望の会社から内定をもらった為、心機一転にひとり暮らしを始めることにしました。

 何もかも初めてのことだったため戸惑いながらも新居を決めることができました。

 間取り、場所、利便性などこだわり抜いて選んだ物件です。

 ただ一つ、気がかりなことがあるとすれば、それは「事故物件」だということです。

 詳しいことは聞くことはできませんでしたが、以前住んでいた女性が自殺をしたということでした。

 気味が悪いとは思いましたが、こだわりを捨て去ることができず、また、家賃も手頃に下がっていたことが決め手となりました。

 それに、「事故物件って言っても必ずお化けが出たり、被害に遭うわけでもないよね」と安易に考えていたというのもあります。

 その軽薄な思考があのような結末を迎えることになるなんて…


 私が入職したのは、いわゆる「一流企業」と言われるところであり、名前を知らない人の方が少ないのではないかと思うような有名な企業でした。

 新入社員ということもあり、覚えなければならないことも多く、早く一人前になるために残業をすることも多かったです。

 帰りが終電間際になることもしばしばありました。

 そんな毎日が続き、疲労も溜まります。

 唯一癒される場所であるはずの自宅に帰りますが、疲労が軽減することはありませんでした。

 それは何故か…

 聞こえるんです。毎晩。

 お風呂場から女の人が啜り泣くような声が。

 最初のうちは怖くてお風呂に入れなかったり、近くの銭湯に通ったり、友達の家に泊まったりしていました。

 ですが、日に日に溜まる疲労やストレスから半ばヤケクソになっていました。

 非現実的な恐怖よりも現実の疲労を優先するようになり、躊躇うことなくお風呂に入るようになりました。

 その日も終電間際での帰宅であり、疲労も限界に溜まっていました。

 浴槽に湯は張りましたが、あまりの疲労感にシャワーへと切り替えることにしました。

 お風呂場に入り、シャワーを出して髪の毛を洗います。

 「明日も仕事か…」と考えながら虚無感に襲われていました。

 シャンプーを終え、頭を流している時です。

 ふと目を開けました。

 すると、赤い液体がシャンプーの泡と一緒に床を流れて排水溝に向かっているのが見えます。

 「あれ?血?知らない間にどこか怪我したかな」

 程度に考えていましたが、この血、どうやら私から流れているものではないようでした。

 ゆっくりと顔を上げ、血が流れてくる場所を振り向きます。

 そこで見たのは…

 浴槽いっぱいに溜まった血の湯船でした。

 一瞬にして背筋が凍ったのを覚えています。

 私は怖くなりお風呂場から出ました。

 タオルを手に取りゆっくりと振り返ります。

 すると、血の湯船は普段の湯色に戻っていました。

 「女の人が自殺って…まさか…お風呂場でリストカット…⁉︎」

 確証はないですが、唐突にそう考えていました。

 「きっと、私みたいに疲れが溜まっていたんだよね。かわいそうに」

 そりゃ毎日泣いちゃうよね。辛いよね。わかるよ。

 大変だし、逃げたくても逃げれないよね。周りの人は、うんうん、って聞いてくれるけど、何も解決しないもんね。

 誰に話しても変わらないし、誰をしんようしたらいいかもわからないよね。

 なんのためにいきてるんだろうね

 ワタシモシヨウカナ

まとめ

古いお風呂

事故物件の告知は義務化されており、入居者は事前に知ることができる
仕事での疲労、家に帰っても休まることができないことから精神的にもギリギリの状態だった
女の人の幽霊に感化し、精神状態もシンクロした

 以上で、【事故物件の怪談】「赤い風呂」を紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。

 他にも、【事故物件の怪談】「厳選4選‼︎」を紹介※眠れなくても責任取れませんという記事もあるので、興味がある方は是非ご一読ください。

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