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【事故物件の怪談】「近づいてくる」を紹介※眠れなくても責任取れません

赤い女オカルト

 あなたは怖い話は好きですか?

 老若男女、一度は聞いたり話たりなど、怪談に触れる機会はあるのではないでしょうか。

 そんな怪談の中でも「事故物件」は舞台としてはメジャーと言えるでしょう。

 今回紹介する事故物件の怪談は「近づいてくる」です。

 夜中に読むのはおすすめしません。何故なら、眠れなくなっても責任は取れませんから…

 それでは、ごゆっくりお楽しみください。

 他の怪談も気になるという方は、下記の記事を参照ください。

 

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【事故物件の怪談】「近づいてくる」

古いベッド

 これは僕が体験した恐怖体験になります。

 転職をきっかけに新しい土地に引っ越した時の出来事でした。

 当時、引っ越し・転職したてということもありかなりのハードスケジュールで動いていました。

 夜もベットに入ればすぐに寝てしまうほどに。

 ですが、その日はいつもと様子が違いました…

 いつものようにベットに入り目を瞑りました。

 いつもならすぐに寝付くのですが、なかなか寝付くことができずにいました。

 「目を瞑っていたらいつかは眠れるだろう」

 そう思っていた矢先です。

 何かがゆっくりと身体の上に乗っかってくるような感覚に襲われました。

 ゆっくりとは表現しましたが、異変に気づいた時にはどうすることもできませんでした。

 金縛りです。

 身体が固く固まってしまったという感覚ではなく、何かが覆い被さって動けないというような感覚でした。

 初めての体験に呼吸が荒くなります。

 引っ越したてだったため、「事故物件か…⁉︎」という考えが頭をよぎります。

 恐怖が徐々に心を締め付けますが、何故か目を開けてしまうのは生存本能でしょうか。

 ですが、特に何かが見えるということはありませんでした。

 変わりに聞こえてきたのです。玄関の方でしょうか。

 「…………

 何かの物音か…いや声か…

 判断が難しいですが、声だったのだと思います。

 何を言っているのか聞き取ろうかと思いましたが、声が聞こえなくなったと同時に金縛りは解けました。

 身体も動くようになり、安堵からかしばらく動けないでいましたが、しばらくしてゆっくりと身体を起こします。

 背中や腕、足など「こんな場所も汗をかくんだ」なんて呑気に考えたりもしましたが、結局声の正体は掴めませんでした。

 その日は怖かったですが、そのまま朝まで寝ることができました。

 翌日、いつものように仕事に出て、帰ってくることにはクタクタ。

 昨日金縛りにあったことなど頭にはなく、ベットに入って寝ようとしました。

 ですが、やはりなかなか眠りにつくことはできませんでした。

 そして、それは来ました。

 金縛りです。

 「またか…」

 そして、あの声が聞こえてきました。

 「……..ダ…」

 昨日より近く感じました。

 怖いですが目を開けてしまいます。

 そこで見たものは…

 寝室の扉から身体半分を覗かせている女でした。

 髪は腰まで長く、赤い服を着ていました。

 目はこちらをしっかりと見ており、少し笑っている顔が恐怖を掻き立てます。

 そして、口を動かし聞こえるか聞こえないかの声量で話しかけてきます。

 「い………..」

 怖くなって目を瞑りました。

 その瞬間、声が聞こえなくなり、金縛りは解けました。

 「まだそこにいるかもしれない」そう思いましたが、目を開くと、女の姿は消えていました。

 そして、あることに気づきました。

 「近づいている」

 翌日も同様に仕事に出かけ、帰路に着きます。

 「あの女は何を考えているのか…何が目的なのか…」

 そしてこのまま近づいてきたら…

 家についても嫌な想像ばかりしてしまい気が休まりません。

 ですが、他に泊まるという手段も選ぶことはなく、その日も自宅のベットで寝ることにしました。

 実際、金縛りには遭いますが実害は出ていないので…

 そして…金縛りが来ました。

 また声が聞こえます。

 それは、最初の時より確実に近く、昨日よりも直接的に…

 そう、目の前で話しかけられているかのように…

 怖いですが、目を開けてしまいました。

 すると…

 ベットの横から覗きこんでくる女の顔がそこにはありました。

 長い髪は顔を撫でて来て、声と共に吐息が顔にかかります。

 そして、笑顔でこう言って来ました。

 「イッショダヨ」

 その瞬間、声にもならない声を出しながら身体を起き上がらせることができました。

 金縛りが解けたのです。

 何故解けたのか、女はどこに行ったのかはわかりませんでしたが、「助かった」という思いが強く残っていました。

 その日は寝ずに朝を迎えました。仕事が休みだったということもあり、物件を紹介してくれた不動産に足を運ぶことにしました。

 そこで聞いた内容は…

 あの物件には恋人同士が同棲しており、無理心中を図ったというものでした。

 詳細は不動産の人も把握していないようでしたが、容易に想像できました。

 そして、すぐに荷物を引き払い引っ越しをすることにしました。あの家ではあれ以降夜を迎えてはいません。

 だって、次はきっと、彼女の手が十分に届く距離まで近づいてくるでしょうから。

まとめ

金縛り中の女

事故物件は一度入居されれば、以降は告知義務がない
金縛りの様子から、無理心中は女から図ったのか…
次の日もそのまま寝ていたら…

 以上で、【事故物件の怪談】「近づいてくる」を紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。

 他にも、【事故物件の怪談】「厳選4選‼︎」を紹介※眠れなくても責任取れませんという記事もあるので、興味がある方は是非ご一読ください。

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