あなたは怖い話は好きですか?
怖い話を観たり読んだりすると、夜眠れなくなったり、トイレに一人で行けなくなるとはわかっていても、ついつい最後まで目を通してしまう…
その気持ち、わかります。
誰かが一緒にいる時ならいいんですが…一人でいる時でも、ネットやテレビ等で記事や番組が目に入ってしまうと、最後まで観て後悔しますよね…
今回紹介するお話は、「怖い」というより少し「後味が悪い」感じに仕上がっています。
なので、読まれる際は自己責任でお願いしますね。
先に、トイレに行ってしまった方がいいかもしれませんよ?覚悟はいいですか?
それでは、前置きはこれくらいにして、【意味がわかると怖い話】「お月様と少女」を紹介します。
【意味がわかると怖い話】をもっと読みたいという人は、下記の記事を参照ください。
【意味がわかると怖い話】「不気味なピエロ」の話を紹介します【意味怖】
意味がわかると怖い話「お月様と少女」
【意味がわかると怖い話】「お月様と少女」のはじまりはじまり〜
お月様と少女
一人の少女がいました。
よく笑い、よく遊び、サンタクロースも信じている、どこにでもいるような可愛らしい少女です。
ですが、一つだけ。たった一つだけ、他の子どもとは違うところがありました。
それは、「家族が大嫌い」なのです。
少女の家族は少女に対してすごく冷たかったのです。
わたしをいじめてくるお兄ちゃん
見ても知らんぷりのお姉ちゃん
怖い顔で怒ってくるお父さん
目も合わせてくれないお母さん
みんな大嫌いでした。
それでも少女は我慢をします。
それでも少女は、生きていくしかないと知っていました。
そんな生活が続いているある晩のこと。
少女は布団に入ると、窓にキラキラとひかる明るいお月様が気になりました。
ふとお月様の方へ顔を向けると、お月様が話しかけてきました。
お月様「君の願いをなんでも一つ叶えてあげよう」
少女は少しびっくりしましたが、慌てることなく願い事をしました。
少女「…わたしの…わたしの家族を消してください…」
お月様「その願いを叶えよう。明日を楽しみにしてね」
少女は安心して眠りにつきました。
翌日、少女は目が覚めると、期待に胸を躍らせながらリビングへと向かいます。
ですが、少女はがっかりしてしまいました。
わたしをいじめてくるお兄ちゃんも、見ても知らんぷりのお姉ちゃんも、怖い顔で怒ってくるお父さんも、目も合わせてくれないお母さんも消えてないのです。
普段の、普段通りの嫌な生活が目の前に広がっていました。
少女「なんで…」
その夜、少女はお月様に向かって話しかけました。
少女「なんでよ!消えてないじゃない‼︎なんでも願いを叶えてくれるんじゃなかったの⁉︎」
お月様「願いを叶えたよ。気に入ってもらえたかな?」
少女「…」
少女「昨日の願いを…取り消して…お願い…」
お月様「それはできない。一度叶えた願いは取り消せないよ」
少女は泣きました。
少女は気づいてしまったのです。
そう…
今まで一緒に生活していた家族は、本当の家族じゃなかったのです。
まとめ
少しメルヘンチックな世界観だが、少女の苦痛をよく描いている
ここでのポイントとして、お月様は何一つ悪くない
養子であった事実、家族が冷たいわけなどが最後にわかるという後味が悪い話
以上で、【意味がわかると怖い話】「お月様と少女」を紹介【眠れなくても自己責任】を終わります。
他にも、【意味がわかると怖い話】「出張先のホテルの幽霊」を紹介しますという記事もありますので、興味がある方は是非ご一読下さい。
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