あなたは「三が日」に行ってはいけないことがあると知っていますか?
「三が日」とは、新年を祝賀する期間として大勢の人に認知されている日本古来からの風習となります。
めでたい風習となりますが、実は行うと縁起が悪いとされていることがあるんです。
今回は、「三が日」に行ってはいけないことをわかりやすく解説したいと思います。
三が日に行ってはいけないこと
「三が日に行ってはいけないこと」を話す前に、まずは軽く、「三が日とは何か」から解説しましょう。
三が日とは
大晦日や元日などは歳神様という神様を迎え入れる大事な行事となっています。大まかに説明すると…
大晦日⇨歳神様を迎え入れる準備
元日⇨歳神様を迎え入れる
という感じになっています。
昔は現在ほど食料が溢れていない為、食糧不足は重大な課題となっていました。
なので、こういった文化は大事にされていたそうです。
以上を踏まえた上で、「三が日に行ってはいけないこと」を解説します。
三が日に行ってはいけないこと
順に見ていきましょう。
①掃除
正月には歳神様が各家庭を訪問されるので、お迎えしてお祝いをします。
その最中、掃除を行うとということは、ゴミと一緒に歳神様も外に追い出すことになるので掃除は行わないほうがいいとされています。
また、ゴミと一緒に外に追い出さないように細心の注意はしていても、歳神様がいる前で掃除を行うことは失礼に当たるので、掃除は控えましょう。
②水仕事
水仕事とは、洗濯物や洗い物を指すことが多く、汚れを「洗い流す」行為です。
この水仕事を行うと、歳神様も一緒に「洗い流す」ことになってしまうため、水仕事は縁起が悪いとされています。
③火を使う料理
火を使う料理は行わない方がいいとされています。
理由として、鍋や煮物などの火を使って煮込む料理を行うと、必ずと言っていいほど灰汁(あく)が出てきます。
この「灰汁」(あく)は、「悪」(あく)と捉えられ、「悪」(あく)を出さないよう、火を使う料理は行うべきではないとされています。
④刃物を使う
刃物には「何かを切る」という役割があります。
料理などで大変便利に使用できる刃物ですが、縁起に関しては別のイメージで捉えられます。
それは、「縁を切る」
「縁を切る」というイメージに繋がるので、三が日のお祝い期間に刃物を使用することは、縁起が悪いため避けるべきですね。
⑤お墓参りのついでに予定を入れる
「ついで参り」という言葉があり、これは、「何かのついでにお墓にお参りすることで、優先されるべき先祖への行いをついでに行うことはよろしくない」という意味です。
三が日などの神様や先祖と触れ合う機会には特に避けたほうがいいでしょう。
⑥お賽銭以外のお金を使う
元旦や元日にお金を使うのは避けましょう。
この期間にお金を使うと、「その年一年間、お金が財布から出ていく」とされているためです。
使用してもいいのは、神様や仏様に奉納するお賽銭くらいでしょうか。
⑦喧嘩
新年から喧嘩はやめましょう。
お祝い期間中に喧嘩を行うと、その年一年間が思いやられます。
また、「喧嘩別れ」というのも、「別れ」から「縁を切る」という風にも捉えられるので注意が必要です。
まあ、喧嘩なんていつしてもいいものではないですが。もししてしまったとしても、必ず仲直りしてくださいね。
まとめ
三が日は、歳神様をお迎えし、新年を祝う大事な期間
掃除や水仕事、火を使う料理など、普段の家事は年を越す前に済ませておく
「縁を切る」と連想できるものは極力しない方が吉
以上で、【禁忌】「三が日」に行ってはいけないことをわかりやすく徹底解説を終わります。
他にも、【一年の始まり】元旦、元日、正月の違いは?三が日の過ごし方も合わせて紹介しますという記事もありますので、興味がある方は是非ご一読ください。
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