あなたは七夕の日はどう過ごしますか?
彦星と織姫が一年に一度の逢瀬を交わすことの出来る日だということは周知の事実ですよね。
ですが、「七夕の日だからこそ食べる料理がある」というのは知ってましたか?
今回は、彦星と織姫の物語をおさらいしつつ、七夕の日に食べる料理も合わせて紹介します。
七夕についてもっと詳しく知りたいという方は、下記の記事を参照ください。
彦星と織姫の物語をおさらい‼︎七夕の日に食べる料理とは
それではまず、彦星と織姫の物語をおさらいしましょうか。
彦星と織姫の物語
天の神様の娘である「織姫」は、とても美しいはたを織ることができました。
織姫は働き者でしたが、化粧や身なりには気を使わずに働き続けています。
神様はそんな様子を心配し、素敵な婿を探すことにしました。
すると、一人の男が神様の目に入りました。
それは、牛飼いの「彦星」です。
彦星はひたすら牛の世話に励む勤勉な若者でした。
この実直な若者こそ娘を幸せにしてくれると思い、神様は彦星を織姫の結婚相手に決めました。
結ばれた二人は毎日幸せに暮らしていましたが、夢中になりすぎて働くことをやめてしまいました。
すると、服が不足し、牛たちも少しずつ痩せ細ってしまいました。
神様は、二人に働くよう呼びかけますが、二人は気にもとめませんでした。
怒った神様は、彦星と織姫を離れ離れに引き離します。
彦星を東に、織姫を西に天の川を挟んで逢えないようにしてしまったのです。
二人は逢えないことに悲観し、さらに働く事がなくなりました。
服はボロボロになり、牛は病気になり以前のような元気な様子は見られません。
困りに困った神様は、二人に約束をします。
「毎日真面目に働くなら、7月7日の夜にだけ逢うことを許す」
それから二人は真面目に働くようになりました。
こうして、毎年、一年に一度の7月7日、彦星と織姫は逢瀬を交わす事ができるようになったのです。
彦星と織姫の物語のおさらいをしました。
では、そんな七夕にちなんだ料理とは何なのでしょうか?
紹介しますね。
七夕の日に食べる料理とは
七夕の日に食べる料理…
それは…「そうめん」です‼︎
知ってましたか?七夕の行事食として「そうめん」は随分昔から定着しているそうですよ。
では、何故七夕にそうめんを食べるのでしょうか?お話ししますね。
七夕の日にそうめんを食べる理由
七夕の日にそうめんを食べる理由…それは大きく分けて3つあります。
- 索餅(さくべい)
- 無病息災を祈る
- 織姫の糸説
- 天の川にちなんで、川の流れる様子に似ているため
順に説明しますね。
索餅(さくべい)
古代中国の時代に、7月7日に熱病で亡くなった子どもが悪霊となり熱病を流行らせたそうです。
生きていた頃、その子の好物だった「索餅」をお供えしたところ、熱病が治ったという伝説がありました。
そこから、中国では7月7日に索餅を食べる習慣が出来たそうです。
日本に七夕の文化が来てからは、索餅の代わりに同じ小麦粉で出来ているそうめんへと変わっていったという説です。
無病息災を祈る
七夕は、以前は旧暦の8月上旬〜下旬に行われていました。
これは、現在のお盆に近いですよね。
なので、旧暦の七夕は、「この世」と「あの世」を死者が行き来するお盆の時期です。
また、昔は今のように栄養も豊富ではなく、すぐに水分を補給できる状態にはありません。気温の高さから倒れたり、病気になる人も多かったそうです。
水分量の多いそうめんは、水分補給のみならず、栄養も摂る事ができるため、脱水症や熱中症にも効果的であります。
また、そうめんの白い色は、厄除けの色として知られていることから、上記の事柄も合わせて、無病息災を祈るのに最適というわけですね。
織姫の糸説
そうめんを、働き者の織姫が使う糸に見立てているという説です。
七夕の日にそうめんを食べることで、「物事が上達しますように」と願掛けをしているという説です。
天の川にちなんで、川の流れる様子に似ているため
天の川が流れる様子から、そうめんを連想したという説です。
天の川の流れ=そうめんの束
天の川の流れ=流しそうめん
どちらをイメージしたのかは定かではありませんが、どちらにしても天の川からそうめんを連想したという説も有力視されています。
まとめ
彦星と織姫の物語をおさらいすると…案外自業自得
七夕にはそうめんを食べる風習があった
何故そうめんを食べるのかは諸説あるが、無病息災、物事の上達など良い祈願の機会となる
以上で、【七夕】彦星と織姫の物語をおさらい‼︎七夕の日に食べる料理も合わせて紹介しますを終わります。
他にも、【七夕】七夕にまつわる都市伝説、怖い話を4つ紹介します‼︎という記事もあるため、興味がある方は是非ご一読ください。
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