【タクシーの怪談】「来ないタクシー」を紹介※眠れなくても責任取れません

自然な景色

 あなたは怖い話は好きですか?

 老若男女、一度は聞いたり話たりなど、怪談に触れる機会はあるのではないでしょうか。

 そんな怪談の中でも「タクシー」は舞台としてはメジャーと言えるでしょう。

 今回紹介するタクシーの怪談は「来ないタクシー」です。

 夜中に読むのはおすすめしません。何故なら、眠れなくなっても責任は取れませんから…

 それでは、ごゆっくりお楽しみください。

 他の怪談も気になるという方は、下記の記事を参照ください。

目次

【タクシーの怪談】「来ないタクシー」

心臓の模型

 「老後は静かな土地で暮らしたい」これが私達夫婦の将来設計だった。

 これが間違いだった。

 確かに、物静かで都会の喧騒もなく、人口も少ないためか人間関係のトラブルもない…

 しかし、何をするにも不便極まりない。

 運転免許も取得していない私達夫婦は、どこに行くにもタクシーを利用することになる。

 「もっと便利なところに住めれば…」こんな後悔が現実の物になるとはこの時の私達はまだ知らなかった。


 私達夫婦には子どもはいない。

 若い頃から仕事一辺倒の私を妻はよく支えてくれていた。

 私が心臓を悪くした時も献身的に尽くしてくれたことは、今でも感謝しても仕切れない。

 「老後は静かな土地で暮らしたい」これは人付き合いが苦手な妻の願いでもあった。

 だが、何事にも程度がある。

 タクシー一つ呼ぶのも時間がかかり、どこにも行くことができない状況にきっと辟易してるだろう。

 私の通院に付き合わせるのも気が引けていた…

 そして、事が起きたのはも、その憂鬱な受診の日だった。

 「おい、タクシーを呼んでくれ」

 いつものように妻にタクシーを手配してもらう。

 来るまでに30分程度かかるそうだ。

 私は妻が入れてくれたコーヒーを飲みながら待つことにする。

 だが、時間の30分が近づくにつれ心が騒ついてくる。

 「30分と言ってももう少し早く着く事はできないのか⁉︎」

 私のせっかちな部分が出てしまった。

 考えれば考えるほどイライラしてくる。

 血圧が上がっているのか、視界が狭くなっているような気がした。

 そして、約束の30分、タクシーはまだ来ない。

 理不尽な怒りが込み上げてくる。立ち上がり妻に向かって声をかけようとするが、息が詰まる。

 声が出ず息苦しい。

 一旦座って落ち着こう。

 「バタッ」

 あまりにも勢いよく座ったからか自分でも驚くくらい大きな音がなった。

 呼吸を整えゆっくりと顔を上げる。

 約束の時間から5分が経っていた。

 その頃には私の体調も落ち着き、平静を取り戻していた。

 私は直接文句でも言ってやろうかと玄関の外で待つことにした。

 しかし、待てど暮らせどタクシーは来ない。

 頑固な性格なため、一度外に立つと引っ込みがつかなくなっていた。

 妻もその性格を知っているからだろう。声をかけに来る事はなかった。

 流石に待ち疲れた私も玄関先でうとうとしてしまっている時だった。

 一台のワゴン車が目の前に止まったのだ。

 そして二人の男が台車のような物を持って降りてきた。

 タクシーを期待していた私は、あからさまに落胆していたのが通じたのだろう。男達は私に見向きもせずに通り過ぎて玄関に入ろうとするのだ。

 「おい、何をしている」

 声をかけるが、男達は聞こえていない様相で家の中に入っていった。

 妻が見えた。

 「追い返しなさい。家に入れるな」

 妻に向かって声をかけるも、相手は男二人、妻も臆して追い返せない様子だ。

 私が追い返してやろうと家に入ろうとするが、体が重く、玄関に縛られているような感覚に陥る。

 男達が台車に何かを積んで出てきた。

 「何を盗んでいくつもりだ」

 私は男達を怒鳴りつけた。その時、台車の上の物を包み隠していた布が捲れた。そこにあったのは…

 私の顔だった。

まとめ

棺に入っている白骨
point

私は心臓の持病を持っていた
大きな音がしたのは、座ったからではなく、私が倒れた音だった
ワゴン車に乗っていたのは、葬儀屋だった

 以上で、【タクシーの怪談】「来ないタクシー」を紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。

 他にも、【タクシーの怪談】「厳選4選‼︎」を紹介※眠れなくても責任取れませんという記事もありますので、興味がある方は是非ご一読ください。

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