【怖い話】電車の怖い話「改札」を紹介※眠れなくても責任取れません

改札

 あなたは怖い話は好きですか?

 老若男女、一度は見たり聞いたりなど、怖い話に触れる機会はあるのではないでしょうか。

 そんな中でも「電車の怖い話」は舞台としてはメジャーと言えるでしょう。

 今回紹介する電車の怖い話は「改札」です。

 夜中に読むのはおすすめしません。

 何故なら、眠れなくなっても責任は取れませんから•••

 それでは、ごゆっくりお楽しみください。

 他の怖い話も気になるという方は、下記の記事を参照ください。

目次

【怖い話】電車の怖い話「改札」

駅のホーム

 つい最近までは、駅で切符を買ってたんだけど、もう券売機に並ぶことも無くなっていた。

 それはそうか。だってこんなに便利なんだもんな。

 ICカード。

 タッチするだけで自動で料金が引かれる仕組みだ。

 銀行引き落としとかオートチャージなんて機能が付いているが、特筆すべきは、タッチしてからの認識・バーの開閉速度だと思う。

 最初に使った時はドキドキもんだった。

 ちゃんと使えずにブザーが鳴るんじゃないか•••

 反応が遅くて、開くまでに時間がかかるんじゃないか•••

 そんな考えも杞憂だったんだけど。

 ピッて機械音が鳴ったかと思えば、もうすでにバーが開いている。

 びっくりして目をひん剥いたもんだ。

 科学の進歩は本当に目まぐるしい•••

 だけど、やっぱり機械は機械だ。

 バグっていうのかな•••

 こっちはちゃんとお金入れているし、誰かの後に続いて急いで通ろうとしたわけでもない。

 それでも、誤作動を起こすことがある。

 ブザーが鳴って、バーが開かずに周りから視線を集めて恥ずかしくなる•••

 まあ•••

 仕方ないか。

 勘違いは誰にだってあるんだから。


 とても綺麗だったんだ。

 いろんな方向に、たくさんの人が行き交う駅の中で、一人ポツンと立っていた。

 誰もが気づいていないかのように通り過ぎ。

 誰もが当たり前のように接触せず避けている。

 その姿は、まるで他の世界の人かのように際立って見えた。

 それほどに綺麗だったんだ。

 そんな彼女に見惚れていると、彼女も俺の視線に気づいたみたいでいつの間にか顔はこちらを向いていた。

 黒いワンピースに黒い髪と、白い肌が強調されており、より魅力的に見える。

 そして、ゆっくりと表情が変わって行く。

 高い鼻を中心に、周りの筋肉が緩み柔和な笑顔を浮かべていた。

 思わず恥ずかしくなって目を背けたが、逆に不自然かと思い向き直す。

 その時には、彼女の姿も消えていた。

 少し残念だったけど、「同じ駅を利用しているのかもしれない。また会えるだろう」と期待してしまっていた。

 電車の時間も差し迫る。

 少し早足で改札に向かう。

 ICカードを改札にかざした。

 ピーーーーーーーーーーーーッ

 軽快ながらも確かに耳障りな音が鳴り響いた。

 慌ててICカードを改札から離す。

 後ろを確認すると、幸人は並んでいなかった。

 再度ICカードをかざすが、ブザーは鳴り響くばかりで改札は通れない。

 仕方なく、脇に備えられている窓口らしきところに足を運ぶ。

 ICカードのエラーで通れないことを駅員に伝えた。

 駅員は体調が悪いのかなんとも覇気がなく、「気をつけてください」と何に気をつければいいのかわからず要領を得ない。

 これ以上話すことは無いと言わんばかりに立ち尽くし俯いていた。

 仕方ないので、そのまま窓口と改札の間を通り抜け、電車に乗り込む。

 目的地の駅で改札を通る時、ICカードをかざすが•••

 ピーーーーーーーーーーーーッ

 …あの駅員、ちゃんと対応してなかったのかよ…

 仕方なく、その駅の窓口に説明し、改札を抜けた。

 もうすでにうろ覚えの駅員の顔をなんとか思い出そうとしつつも「あの野郎」と愚痴をこぼしながら職場へ向かった。

 仕事も終え、帰り道。

 激務を乗り越えて帰路に着く。

 「夜ご飯は…コンビニでいいか…」

 そんなことを言いながらICカードを改札にかざす。

 ピーーーーーーーーーーーーッ

 軽快ながらも確かに耳障りな音が鳴り響いた。

 なんでだよ…

 窓口で駅員に伝えるが「何も異常はない」とのことだった。

 なら、なんでとおせんぼされるんだ…

 今朝と同じように、窓口の横を通って改札を抜けた。

 あれか、一人だけ自動ドアが反応しなかったりする影薄い体質のやつか。

 歳を取ると、急に体質が変わるっていうが…もう、考えるのをやめよう。

 疲れた。

 電車に揺られながら最寄駅へ向かう。

 座席に座り、少しうとうとしていた。

 うつらうつらと、船を漕いでるかのように頭を揺らす。

 そうしていたら、何か…そう。

 悪寒のようなものを感じた。

 誰かが…俺を見ているような、張り付いた視線のようなものを。

 ハッと我に帰り、顔を上げる。

 しかし、そこには誰もいなかった。

 周りを見渡すと、車内は案外スカスカで、立っている人は誰もいなかった。

 気のせいか…そう思い顔を下そうとするが…

 「誰かに見られている」この感覚だけは変わることなく残っている。

 何かおかしい…

 そう思い注意深く見渡すが、変わったところはない。

 なんだろう…何が…

 あっ…

 向かいの座席の窓に視線がいく。

 対面であるはずの、俺の姿は映っていない。

 その代わり、俺の姿を覆い隠すように、見覚えのある姿がそこにはあった。

 一瞬で体温が下がっていくのを感じる。

 頭では何が起こっているのか理解できない。

 …理性でも無理だ。

 咄嗟に振り向いて自分の席の窓を確認した。

 やめとけばいいのに…

 確かに、映っていた。

 今朝見かけた、女の姿が。

 それでも、印象はまるで違っている。

 だって…振り向いてもそこにはいないのだから…

 そして、柔和に見えた女の顔は、間近で見ると狂気に満ちていた。

 大きく見開いた三白眼は、見下ろすように俺を捉えている。

 頬えむ程度だった唇も、頬を抉り鋭角を描いていた。

 高い鼻を中心に、常人とは思えないほどの恐怖を内包した笑顔を見せている。

 俺は「ひっ」なんて情けない声を上げながら立ち上がった。

 ちょうど、最寄駅に到着し、扉が開く。

 逃げ込むように女の立ち位置を避け扉を潜った。

 ホームを駆け走り、階段を全力で登る。

 改札までの道中、人の行き交いを目にし、少し安心した。

 落ち着いて考えてみる。

 窓に、映らない人なんて…いるか?

 生まれてこの方、そんな経験なんてしたことがない。

 きっと、疲れているんだろう。

 そう考えると、少し心が穏やかになった。

 一旦、トイレで用を足して一息つく。

 手を洗いながら「転職」について考えていると、背中に…悪寒がした。

 ゆっくりと顔を上げる。

 そこには、あの女が映っていた。

 メトロノームのように、左右に頭を振りながらこちらに近づいている。

 「う、わぁぁ」声にならなかった。

 女を避けるように、走り出す。

 その姿は、走り方を忘れてしまったかのようにぎこちない。

 それでも常識は無くならなかったようで、ICカードを改札にかざした。

 ピーーーーーーーーーーーーッ

 軽快ながらも確かに耳障りな音が響いた。

 だが、お構いなしに通り過ぎる。

 力強く阻止してくる開閉バーも、完全にロックすることは難しいようで、隙間を縫うように抜けることができた。

 怒られる…捕まる…

 そんなことは頭になかった。

 「とにかく女から離れたい」これしか考えてなかったから。

 走り続けた。

 息があがろうが、肺が痛くなろうが、走り続けた。

 足を止めたのは、自宅のマンションが目に入ってからだ。

 走り続けたからか、立ち止まり膝に手をついているだけでも、足は生まれたての子鹿のように震えた。

 恐る恐る振り向いてみるが、女の姿はなく、悪寒も感じなかった。

 オートロックを抜けて、エレベーターに乗り込む。

 一瞬「しまった」と思った。

 エレベーターには、姿見ほどの大きさの鏡が置いてあったから。

 でも…女の姿は映っていなかった。

 安堵で崩れ落ちそうになる。

 肩を落とし額の汗を拭う。

 エレベーターを降りて、自分の部屋へと向かった。

 鍵をかけ、顔を洗う。

 何が起こったのか、あの女の正体は何なのか、また、出てくることがあるのか…どうすればいいのか…

 汗を流しながら考える。

 どう考えても結論なんか出やしなかった。

 それはそうだ。何もわからないんだから。

 水を止め、タオルに手を伸ばそうとした時、聞きなれない音が聞こえてきた。

 ギィ………ギィ………ギィ………ギィ………ギィ………

 まるで、誰かが歩いて近づいてくるような…

 ギィ………ギィ………ギィ………ギィ………ギィ………

 音が段々大きくなってくる。

 ゆっくりと、顔を上げた。

 そこには…

 振り切れんばかりに顔を左右へ振りながら近づいてくる、女の姿があった。

まとめ

電車が到着
point

気づいていることを気づかれてはいけない。憑いてくるから
エレベーターで、女の姿が映っていないということは、ピッタリと男に張り付いていたのかもしれない
「鍵」で侵入を拒むことができる場合もあるが、今回、家の中に入れたということは…

 以上で、【怖い話】電車の怖い話「改札」を紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。

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