【怖い話】アルバイトの怖い話「新聞配達」を紹介※眠れなくても責任取れません

新聞配達員

 あなたは怖い話は好きですか?

 老若男女、一度は見たり聞いたりなど、怖い話に触れる機会はあるのではないでしょうか。

 そんな中でも「アルバイトの怖い話」は舞台としてはメジャーと言えるでしょう。

 今回紹介するアルバイトの怖い話は「新聞配達」です。

 夜中に読むのはおすすめしません。

 何故なら、眠れなくなっても責任は取れませんから…

 それでは、ごゆっくりお楽しみください。

 他の怖い話も気になるという方は、下記の記事を参照ください。

目次

【怖い話】アルバイトの怖い話「新聞配達」

暗い部屋のお爺さん

 来る日も来る日も積み重ねる。

 もう入り切らない受け皿の上に。

 いつ倒れるかわからない、卑猥なバランスを守りながら、少しずつ…少しずつ…

 もしかしたら、回収されることはないのかもしれないと予感しながら。

 それでも、僕は、積み上げることしかできなかった。

 だって、そんな状況を変えることができるだろう人物が、傍観しているだけなのだから。

 何を想っているかはわからない。

 何を考えているかもわからない。

 ただ積み上がっていくだけの紙の束を。

 ただ積み上げていくだけの配達員を。

 同じ時間に、同じように、見つめてくる老人の気持ちなんかわかるわけないんだから。

 それでも、想ってしまう。考えてしまう。

 気持ちが、積み上げられていく。

 もし、この気持ちを打ち明けることができるなら…

 一言だけ届けたい。

 「気持ち悪い」と。


 新聞配達をすることにした。

 短時間で働けるし、何より、一人で働く時間が長いと思ったから。

 実際、働いてみると配達の時間が多くを占めていた。

 軒先で新聞を楽しみにしている稀有な人も、いたりはしたけど、言葉を交わしても一言二言だ。

 始めてから早数日、自分い合っていると実感できた。

 今日も、いつものコース、いつもの時間に、決まった家庭に新聞を届けている。

 作業にもだいぶ慣れてきた。

 地元ということもあり、地理にも疎くはない。

 特に問題なく行えている。

 ただ一つの違和感を除いて。

 それは、古びた一軒家に新聞を届ける時だ。

 僕がポストに新聞を投函する様子を、窓の隙間からお爺さんが見つめてくる。

 最初は気にせずポストに投函していけど…

 次の日。

 同じように、いつものコースで新聞を配達していた。

 まだ陽も昇っていない時間帯。

 薄暗い、濃い青色に染められた町並みを眺めながら走り抜けていく。

 そして、昨日と同じように、古びた一軒家の前で足を止めた。

 あいも変わらず、窓の隙間からお爺さんが見つめてくる。

 だが、昨日とは少し様子が違う。

 心なしか、小刻みに震えているように感じた。

 そりゃ年寄りだから震えもするか…

 その程度に思っていた。

 新聞を投函しようとした時、ポストへ入りにくいことに気がついた。

 何故か、中の新聞が取られていない。

 おかしい。

 俺を見つめていたのは、新聞をいまかいまかと待っていた…わけじゃないのか?

 それなら…

 なんで僕の動向ばかり気にしているんだ…。

 考えても仕方がない。

 気にせず新聞を無理やり中に捩じ込んだ。

 次の日。

 同じ時間に、新聞を配達する。

 夕方ならまだしも、連日の早朝は起きるのが辛い。

 そして、例の一軒家に投函する時間が来た。

 変わらず、お爺さんがこちらを見つめてくる。

 だが、昨日とはまた、少し様子が違う。

 お爺さんは振り子のように左右に揺れていた。

 まるで動きが遅いメトロノームのように。

 遠目からではっきりはしないが、表情からは狂気じみたものを感じた。

 目は見開き、僕を捉えて離さない。

 それでいて、だらしなく開いた口は恐怖を掻き立ててくる。

 怖かった。

 すぐに、回収されていない他の手紙が積み重ねられていたポストの上に、無理やり新聞を乗せて立ち去った。

 次の日。

 もう行きたくないなと思っていたけど、仕事なので行くしかない。

 他の家を回ることはたいして気にはしないけど…

 この家だけは勘弁願いたかった。

 幸い、お爺さんは出てくる気配がないので、最悪無視すればいい。

 心を決めて訪問したが…

 お爺さんは、止まっていた。

 肩透かしだった。

 だけど、僕を見つめてくるその姿に変わりはない。

 だらしなく開いた口からは、何か出しているようにも見えたけど、気のせいだろう。

 早く帰ろうとポストに近づいた時…

 ミチ…ミチミチ…ブチッ…ドサッ

 何かが千切れて、倒れる音がした。

 ひっ…

 情けない声が出た。

 震える足を必死に動かす。

 もう入らないポストの上に、捨てるように新聞を乗せてその場を離れた。

 それから数日、お爺さんの姿を見ることはない。

 気持ちよくポストに投函できるようになったのは、1ヶ月も先のことだった。

まとめ

新聞紙
point

新聞配達では、毎度同じ家に訪問することも多いため、生活模様の変化に気付きやすい
今では新聞を取っている家庭も少なく、若者より、歳を重ねた方が読んでいる割合が多い
お爺さんは、何故、揺れていたんだろうか

 以上で、【怖い話】アルバイトの怖い話「新聞配達」を紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。

 他にも、【怖い話】アルバイトの怖い話「厳選5選‼︎」を紹介※眠れなくても責任取れませんという記事もあるので、興味がある方は是非ご一読ください。

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