あなたは怖い話は好きですか?
老若男女、一度は見たり聞いたりなど、怖い話に触れる機会はあるのではないでしょうか。
そんな中でも「人形の怖い話」は舞台としてはメジャーと言えるでしょう。
今回紹介する人形の怖い話は「髪の毛」です。
夜中に読むのはおすすめしません。
何故なら、眠れなくなっても責任は取れませんから•••
それでは、ごゆっくりお楽しみください。
他の怖い話も気になるという方は、下記の記事を参照ください。
【怖い話】人形の怖い話「髪の毛」

ウルトラマンの足を開いて、ゴジラの頭を挟んだ。
りかちゃん人形を、スッポンポンにして廊下に立たせた。
握ると空気が抜けて、戻る時に音が鳴るおもちゃのオケツに爪楊枝を刺した。
挙げればキリがない。
それくらい人形で遊び尽くした。
腕が取れようが、足が無くなろうが関係ない。
寧ろ、痛めつけている時間が楽しくさえ感じていたんだ。
子どもながらに優越感に浸っていたんだと思う。
だけど、それはもうやめた。
というか、できない。
粗末に扱った報いを、受けることになるから。
次は•••髪の毛じゃ済まないかもしれない。
ある日、おばあちゃんが大きい人形を持ってきた。
ガラスの箱に入れられた、着物を着ている女の子の人形だ。
黒く長い髪の毛と、白い肌、無表情な顔•••
少し気味が悪い。
おばあちゃんが言うには、おばあちゃんが子どもの頃からある物らしい。
最近物忘れが激しくなってるから信用できないけど。
そして、健康に育つようにって僕の部屋に飾られることになった。
最初は怖くて飾られている棚に近づくこともできなかった。
なんか見られているような気がして•••
だけど、次第に気にならなくなった。
怖かったはずの人形は、部屋の一部として溶け込んでいたから。
「触ったらいけない物なのかもしれない」そんな思いがあったりはした。
あったりはした•••けど、いつの間にか、僕の遊び道具の一つになっていたんだ。
ガラスの扉を開けた時は誰かに見られないかとドキドキした。
人形を両手で掴み、持ち上げた時は、何か悪いことをしているような気がしてドキドキした。
服の素材がサラサラしてて、箱から取り出した時に滑って落としてしまった。
ドッキドキした。
傷一つ付いてなかったから、少し安心した。
意外に丈夫だ。
改めて、人形を抱き抱える。
近くで見ると、より大きく見えた。
ウルトラマンの•••何倍だろうか。
手始めに、人形の手足を触ってみる。
関節はどこまで動くのか•••取り外しできるのか•••
どうやら、取り外しはできないらしい。
だけど、関節の自由度は高い。
気づいた時には、両腕は後ろに「前に習え」の状態で、頭は当たり前のように後ろを向いていた。
足は、着物が邪魔で動かせなかったけど、奇天烈な格好は見てて愉快だ。
笑いが込み上げてくる。
どんどん扱いが雑になっていった。
ゴム銃の的にしたり、プラレールの電車に轢かせたり。
ウルトラマンの怪獣役になってもらった時は、必殺技を喰らって壁に叩きつけられていた。
最後の方は、着物も数箇所破れていたっけ。
それでも、何故か黒く長い髪の毛は、ツヤツヤで綺麗だった。
無性に壊したくなった。
お道具箱からハサミを取り出す。
自然と笑みが溢れる。
チョキ•••チョキ•••チョキ•••
根本からできる限り短くなるように切った。
出来上がりは、とても「良くできました」なんて言えるものではなく、「最悪の仕上がり」となっていた。
事を終えてから、じわじわと「これは•••怒られるかもしれない」と思い始める。
怒られるのだけは避けたい。
どうやったら•••バレないだろうか•••
導き出した答えは•••セロテープだった。
子どもの浅知恵だ、これ以上の物は出てきようもない。
だけど、案外丁寧に丁寧に付けることが出来た。
箱に入れると、透明ながらもやや濁って見えるガラスの透明度に助けられている。
実際、お母さんが部屋に入ってきたけど、気づかずに出ていったくらいだ。
このままバレずにいてくれたら、しめたもんだ。
明日は何をして遊ぼうか•••そんなことを思いながら眠りについた。
夜中、変な音が聞こえて目を覚ます。
耳元ではっきりと聞こえるその音は、馴染み深く聞き覚えのあるものだった。
チョキ•••チョキ•••チョキ•••
•••••••••••••••!!
寝起きで鈍っていた頭が瞬時に動き出す。
音の正体が何なのかを一瞬で理解した。
勢いよく上体を起こし、ベッドの足元に緊急避難した。
振り返ると•••
両手でハサミを握る人形が枕元に立っていた。

「あははははははははははははははははははハハハハハは」
その声を最後に、僕は気を失ってしまった。
朝、目が醒める。
ぼんやりした思考の中、夜中の光景が浮かび上がってきた。
はっ•••!!
勢いよく上体を起こす。
恐る恐る頭に手をやった。
手の感触から伝わってくるのは、「最悪の仕上がり」だということ。
人形に視線を向けると、明らかに毛量が増しているのがわかる。
それはそうか。
僕の髪の毛が貼り付けられているのだから。
まとめ

行為には、必ず代償が付き纏う
物を大事に扱えない者が、大事に扱われることはない
次は、足を取られるか•••手が折れるか•••頭が後ろを向いてしまうかもしれない
以上で、【怖い話】人形の怖い話「髪の毛」を紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。
他にも、【怖い話】人形の怖い話「厳選5選!!」を紹介※眠れなくなっても責任取れませんという記事もあるので、興味がある方は是非ご一読ください

コメント