あなたは怖い話は好きですか?
老若男女、一度は見たり聞いたりなど、怖い話に触れる機会はあるのではないでしょうか。
そんな中でも「SNSの怖い話」は舞台としてはメジャーと言えるのではないでしょうか。
今回紹介するSNSの怖い話は「マッチングアプリ」です。
夜中に読むのはおすすめしません。
何故なら、眠れなくなっても責任は取れませんから…
それでは、ごゆっくりお楽しみください。
他の怖い話も気になるという方は、下記の記事を参照ください。

【怖い話】SNSの怖い話「マッチングアプリ」

マッチングアプリって知ってるか?
アプリ上で、相性の良い相手と繋ぎ合わせてくれるアプリのことだ。
最近では、出会いの主流として認められつつあるくらい著名な物になってきている。
厳密には、SNSとは区別して考えられてはいるが…
俺からしたら、そこまで違いはないと思っている。
だって、ソーシャル・ネットワーキング・サービス、つまり「社会的な繋がりを構築するサービス」ってことだ。
マッチングアプリだっていわば、「社会的な繋がりを求めている」部分に関しては当て嵌まるんだから。
まぁ、社会的な…は少し堅苦しい気もするんだけど。
そんなこんなで、俺も試しに始めてはみたんだけど…
聞いてなかったよ。
こんなにすぐにマッチするなんて。
すごいな、マッチングアプリ。
だって、構築できるのは、社会的な繋がりばかりじゃなかったんだから…
猛暑が続く夏の昼下がり。
単調な通知音が鳴り響く。
「〇〇さんからいいねをもらいました」
昨日登録したマッチングアプリからの通知音だった。
こうやって、向こうからアクションをもらうと、手塩にかけてプロフィールを作成した甲斐があるってもんだ。
早速アプリを開き確認する。
いいねをくれたのは、同い年くらいの黒く綺麗な長髪の似合う、清楚な感じの女性だった。
どタイプだった。
ドンピシャでドストライクと言い換えてもいい。
初めてマッチする相手がこんなに好みでいいのか…
サクラか何かではないのか…
と少し疑ってしまう。
緊張したが、メッセージを送ってみることにした。
ベタに、いいねありがとうございますなんて走り書きをしながら、どうすれば好印象を得られるのかと日常では活用しない脳の領域をフルに稼働して書き起こす。
何度も読み直し、送信ボタンを押したが、メッセージを作っている時より、送った後の方が何故か胸の鼓動は強くなっていた。
返事は案外すぐにきた。
通知音に呼応するように、鼓動が跳ね上がる。
一旦閉じたアプリを開き直す指が少し震えた。
息を呑みながら彼女からのメッセージを開く。
内容は、至ってシンプルであり、少なくても悪い印象は持っていないようだった。
「初めまして。急にいいねしてしまいすみませんでした。素敵なお写真に目が止まってしまって…」
どうやら、俺がプロフィールの写真に使っている、サーフボードを担いだ写真が気になっていいねをしたらしい。
話を聞くと、マリンスポーツに興味があるみたいだった。
趣味がサーフィンである俺からすれば、こんなに嬉しいことはない。
会話のきっかけとしても上々で、連日のように盛り上がり、メッセージのやり取りは引っ切りなしに続いていた。
それから直接会う約束を取り付けるのに、そこまで時間はかからなかった。
当日はもちろん楽しみだけど、その日の予定を彼女と一緒にあーだこーだ言いながら話し合うのもすごく楽しかった。
まるで、付き合う前の二人のように。
彼女からの反応も良く、「早く会いたいね」だったり「他のところも一緒に行こうね」「ずっと話ていたいな」「結婚しちゃう?」なんて冗談半分で話してくれるくらいには仲良くなった。
「ずっと一緒にいようね」なんて返している時間は幸せの一言だ。
幸せの絶頂と言ってもよかった。
実際、そうなった。
当日。
急に仕事の予定が入ってしまった。
彼女に、会えなくなったとメッセージを送る。
すごく申し訳ない気持ちで居た堪れず、すぐにアプリを落とした。
そのままスマホをポケットに入れた瞬間、単調な通知音が鳴り響く。
それも、何度も。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。
何事かと思い、スマホを手に取り直す。
「〇〇さんからメッセージが来ました」
「〇〇さんからメッセージが来ました」
「〇〇さんからメッセージが来ました」
「〇〇さんからメッセージが来ました」
「〇〇さんからメッセージが来ました」
「〇〇さんからメッセージが来ました」
「〇〇さんからメッセージが来ました」
「〇〇さんからメッセージが来ました」
「〇〇さんからメッセージが来ました」
息を呑んだ。
こうしている間にも通知は続いている。
掌の上で震えるスマホに、止めどなく更新される通知に、えも言えぬ恐怖を感じていた。
初めて、いいねをくれた時とは違う緊張が身体を包む。
通知を、アプリを開く手が、指が震えているのは、あの時とは違う、真逆の感情のせいだった。
「なんで」「どうして」「会うって言った」「一緒にいようねって言ったよね」「なんで」「嘘だったの」「楽しみにしてたのに」「もう寂しくないって思ったのに」「なんで」「裏切るの」「許さない」「許さない」「許さない」
思わず目を背けた。
あまりの豹変ぶりに、頭がついてこなかったから。
怖い、気持ち悪い、関わりたくない。
そんな感情が先行した。
通知音が鳴り響く度に、恐怖が、焦燥が心を蝕んでいた。
堪らずスマホ自体の電源を落とす。
これほどスマホを見たくない、近くに置きたくないと思ったのは初めてだ。
スマフォを鞄の奥底に入れて、職場に向かった。
自然と、仕事していた方が心が安らいだ。
気が紛れるからだろうか。
普段はそんなことないのに。
その日は特に忙しかった。
そりゃ、休日に呼ばれるくらいだ。
気づけば、帰るのは日付が変わってからになっていた。
帰り道、恐る恐るスマホの電源を入れる。
もう、彼女と連絡を取る気は無かった。
もし、大量に通知が入っていたとしても、無視するつもりだった。
だけど、拍子抜けしてしまう。
メッセージは一件も入ってなかった。
寧ろ、逆に心配になった。
もしかしたら、逆上して何かしでかすんじゃないかって…
ストレスからだろうか。胸から食道にかけてが絞られるような感覚に襲われていた。
アプリを起動する。
やっぱり謝罪の一つでもするべきか…
彼女とのメッセージを開いた。
そこには、彼女との連日の楽しいやり取りが、幸せの絶頂が、豹変した彼女の異常性と共に記されている、はずだった。
何もなかった。
厳密に言えば、彼女のメッセージは何一つ残っていなかった。
俺が…一人で話しかけているような履歴しか、画面には映らなかった。
何が…起きたんだ…?バグか?それとも間違って消してしまったのか…いや…
理解が追いつかないまま、彼女のプロフィールページを開く。
そこには…
ほぼ全ての項目が白紙のプロフィールが載っていた。
あの、黒く綺麗な長髪の似合う、清楚な感じの女性の写真は載っておらず、「NO IMAGE」と表記されている。
そして、唯一書かれていたPR欄にはこう添えられていた。
「来年もまたこの季節に」
「次は連れて帰ります」
まとめ

姿の見えない向こうの相手が、自分の理想と決めつける要因に、ネット上の情報がなりえはしない
はたまた、同じ人間だという保証も誰ができようか
お盆の時期は、幽霊も電波を通じてマチアプを活用するのかもしれない
以上で、【怖い話】SNSの怖い話「マッチングアプリを紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。
他にも、【SNSの怖い話】「厳選5選!!」を紹介※眠れなくても責任取れませんという記事もあるので、興味がある方は是非ご一読ください。

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