あなたは怖い話は好きですか?
老若男女、一度は見たり聞いたりなど、怖い話に触れる機会はあるのではないでしょうか。
そして好むと好まざるとに関わらず、あなたの周りを漂っているでしょう。
それは筆者である私の周りにも•••
今回紹介する怖い話は、筆者が体験した実話「青い顔」です。
夜中に読むのはおすすめしません。
何故なら、眠れなくなっても責任は取れませんから•••
それでは、ごゆっくりお楽しみください。
他の怖い話も気になるという方は、下記の記事を参照ください。

【怖い話】※実話※「青い顔」

あの顔をよく覚えています。
とても印象的で、忘れようとしても到底記憶から消すことは難しいでしょう。
それほどに、脳内にこびり付いてしまっているのですから。
今、冷静に思い返すと、心霊現象とかそういう類の物じゃなくて、単なる「出来事」の一つだったのか、とも思います。
ですが、子どもながらに強い恐怖心を覚えたのは間違いありません。
なんせ、何十年も前の出来事なのに鮮明に思い出せるのですから。
心霊なのか、ただの出来事なのか•••判断は読者の皆様にお任せします。
では、私が体験した実話、子どもの頃に衝撃を受けた出来事を、書き記します。
子どもの頃、確か、小学校にも行っていない、4〜5歳くらいのことだったと思います。
そのころは、両親と、弟、私の4人で、古い賃貸アパートで生活していました。
たまの休みに、一緒に公園で遊んでくれる父親。
時には鬼のように見えるけど、基本は優しい母親。
生意気な弟。
どこかに連れて行ってもらうことも多く、側から見れば仲良し家族に見えていたと思います。
幼稚園をずる休みして、遊園地に行ったりしたのも記憶に残っていますね。
弟とも仲良く遊んでいました。生意気でしたけど。
今にしてみれば、2つしか変わらないじゃないか、と思いはしますけど、子どもの頃に2つ違いは結構大きいですよね。
お兄ちゃん特権で、二段ベッドの上を取ったり、弟特権で、喧嘩した時は私が怒られることが多かったり•••
良い思い出ですね。
ただ、この頃までだったと思います。
4人で生活していたのは。
ある日の•••朝の出来事でした。
ふと目が覚めて身体を起こしました。目を開けると、視界が薄く青色に彩られていたのを覚えています。
まだ陽が登る前の、暗くも淡い光と、薄く青いカーテンの柄が合わさり、部屋をほのかに包み込んでいました。
眠い目を擦りつつ辺りを見渡すと、暗いながらもぼんやりと家具の配置を確認することができます。
朝が来ていないとわかったので、もう一度寝ようと布団に潜ろうとした時、異変に気づきました。
部屋の入り口に、父親が立っていました。
子ども部屋には扉が無く、廊下が丸見えの状態でした。
そこに、玄関の方を向いて立っている父親が見えたんです。
その姿を見て、話しかけることはしませんでした。
何故か、直感的に思ったんです。
「気づいたと気づかれてはいけない」って。
ですが、目を離せないでいました。
あまりの出来事に、混乱してしまっていたんだと思います。
一瞬の間だと思いますが、体感では何分も経っているように感じました。
そして、父親がゆっくりと•••
本当にゆっくりとこちらを振り向くのが見えたのです。
その時、金縛りが解けたかのように身体が動くようになり、全力で布団に潜りました。
大きな動作で布団を頭から被ってしまったことを少し後悔します。
だって•••間違いなく気づかれるでしょうから。
•••どれくらい経ったでしょうか。布団の中で頭を抱えて震えていた時間は。
見つかったのか•••気づかれたのか•••怒られるのか•••それとも•••
色々な考えが頭に浮かびます。
ですが、もしかしたら•••
なんて楽観的な考え方もしてました。
足音が•••しませんでしたから。
アパート自体古くて、廊下は大丈夫なのですが、子ども部屋は歩く度に小さく「ギシギシ」音が鳴っていました。
大人なら更に大きな足音がします。
それが、聞こえなかったからです。
父親はもしかしたら気づかずに部屋に戻って寝たのかもしれない•••
そう結論付け、ゆっくりと布団から顔を出しました。
目の前にいました。
こちらの顔を覗き込むように、目の前に父親の顔があったのです。
心臓が大きく高鳴りました。
父親の顔は、人形のように表情がないのに、その目は確実に私を捉えていました。
更に、部屋を彩っていた薄く暗い青色が、父親の顔を怪しく照らしており、無表情と合わさりより恐怖が引き立てられます。
驚き、焦り、怖い
整理しきれない感情が込み上げてきましたが、取った行動は単純でした。
布団に潜る、です。
子どもに取っては、最も信頼に足る防御手段と言えるでしょう。
また、布団の中で震えながら時が経つのを待ちます。
父親が、何もせずに部屋に戻るのを祈りながら•••
そして、次に布団から顔を出した時には、父親の姿はなくなっていました。
安堵とともに身体の力が抜けます。
そのまま寝ようと思いましたが、結局、寝付けず朝を迎えることになりました。
陽が登り、リビングから両親の声が聞こえてきましたが、一人で行くのが怖かったので、弟が起きるのを待ってから向かいました。
両親はいつも通り過ごしています。
父親は、私の顔を見ても顔色一つ変えることなく「おはよう」と話しかけてきました。
夢を見ていたのか•••そう思ったりもしましたが、思い切って聞いてみました。
朝食の時に、父親に「今日の朝、何してたの?」と。
帰ってきた返事は「寝てたよ。さっき起きた」と、朝顔を合わせたのを否定するものでした。
「いや、でも•••部屋に来たよね•••」と食いついてはみますが、そんなことはないと否定されるばかりです。
挙句には、「夢でもみたんだろう」と•••
母親も、「お父さんが起きたんなら私が気づくはずでしょ」なんて擁護する始末•••
追求するのは諦めました。
ですが、あれは確実に父親でした。それは間違いありません。
何故、廊下に立っていたのか、何故、私の顔を覗き込んだのか、何故、無表情だったのか•••
はっきりとしたことは分からないです。
でも、なんとなく想像できることがありました。
父親は私のことが疎ましかったんだと思います。
あの日の前後では、両親で喧嘩していることが多く、その年に離婚•••
喧嘩のネタに、不出来な私のことが引き合いに出されていたことは、気づいていました。
だから、その気持ちが生き霊となって私の様子を見に来ていたのかもしれません。
憶測の域を出ませんが•••
二段ベッドの上に寝ている子どもと、顔を突き合わせた無表情な父親の顔を思い出すと•••
そうだったのかもしれない、と思えてしまうのです。
今となっては、確かめようもありませんが。
まとめ

恐怖や劣等感などの負の感情が伴う記憶は残りやすい
親が「覚えていないだろう」と思っていることも、子どもからしたら覚えていることがある
夢であったとしても、現実だったとしても、生涯あの顔は忘れることはないだろう
以上で、【怖い話】※実話※「青い顔」を紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。
他にも、【怖い話】※実話※「筆者が体験した実話8選!!」を紹介※眠れなくても責任取れませんという記事もあるので、興味がある方は是非ご一読ください。

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