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【学校の七不思議】「動く人体模型」の怖い話を紹介※眠れなくても責任取れません

人体模型が痺れているオカルト

 あなたは怖い話は好きですか?

 老若男女、一度は聞いたり話たりなど、怪談に触れる機会はあるのではないでしょうか。

 そしてこれからお話しする怪談こそ耳にした事がないという人はいないでしょう。

 【学校の七不思議】興味が唆られますよね。

 今回は、【学校の七不思議】「動く人体模型」の怖い話を紹介します。

 夜中に読むことはお勧めしません。眠れなくても責任取れませんから。

 それでは、ごゆっくりお楽しみください。

 他の怖い話も気になるという方は下記の記事を参照ください。

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【学校の七不思議】「動く人体模型」

うっかり骸骨

 それではまず、「動く人体模型」とは何か?からお話ししますね。

「動く人体模型」とは何か?

動く人体模型(じんたいもけい)

学校の怪談の一種。放課後、もしくは夜中になると理科室にある人体模型が動くという怪談。類型では、理科室にあるホルマリン漬けの生物が飛び出て動き出すものや、保健室の人体模型が動くなどがある。

動く人体模型に害はある?

 結論から言うと、害はあります。

 ですが、これはあくまでも怪談の中の話であり、実際の人体模型には害はありません。

 強いて言えば、人によっては気分を害する、ということくらいでしょうか。

 では、怪談「動く人体模型」はどんな害を及ぼしてくるのでしょうか?下記に挙げますね。

  • 人体模型に「何が欲しいの?」と質問すると「内臓をくれ」と迫ってくる
  • 人体模型が「背比べをしようか」と話しかけてくる。断ると首を切られ、応じると10%背が縮む
  • 人体模型を壊すと、壊した人間の同じ箇所が同じように壊れてしまう(怪我をする)

 まとめると上記のようになります。

 どれも薄気味悪い内容となっていますが、身長が10%縮むのは、身体的ではなく、精神的にダメージを受けそうで怖いですよね…

【学校の七不思議】「動く人体模型」

「動く人体模型」とは何か、実害があるのかを説明させてもらいました。それでは、お待ちかねの怪談をお話ししたいと思います。

 再三お伝えしますが、眠れなくても責任は取れませんからね。

 それでは、【学校の七不思議】「動く人体模型」のはじまりはじまり〜

【学校の七不思議】「動く人体模型」

 これは私の小学校で実際に起こった話になります。

 私が体験したことではないですが、その一部始終は見ていました。

 体験した男の子は、今は転校してしまって事実を確認することはできなくなっています。

 なので違っている部分があるかもしれませんが、ご了承ください。


 ある理科の授業中の出来事です。その日は顕微鏡を使った実験の授業であり、あまり筆箱を使うことはありません。

 ですが、男の子の間で流行っていた「バトル鉛筆」がその男の子に恐ろしい体験をさせてしまうきっかけになってしまったのです。

 男の子と、その友達で先生の話をそっちのけでバトル鉛筆で遊んでいました。その中の一人が興奮してその男の子を突き飛ばしてしまいました。

 男の子は怪我もなく立ち上がる事ができましたが、飛んだ先にあったものは人体模型でした。

 身体の半分には皮膚や髪の毛が生えており、もう半分は肉や血管が見えています。

 内臓の位置もはっきりと確認する事ができる人体模型…誰も気味悪がって近づきはしないのですが、男の子とはその人体模型にぶつかってしまいました。

 その衝撃で人体模型は倒れてしまい、男の子は人体模型の気味の悪さだけでなく、「高価なものかもしれない」「弁償か」「親に怒られる」ということばかりが頭に浮かんだそうです。

 幸運にも、先生が駆けつけ人体模型を立ち上がらせた時にはどこにも故障は見られませんでした。

 ですが、男の子は知っていました。人体模型が壊れてしまっていることに。

 先生が見つけられなかっただけで、男の子はしっかりと人体模型を壊してしまったのです。

 何故確信が持てるのか。それは、男の子がぶつかった時に、手に持っていた「バトル鉛筆」が人体模型の「胃」に刺さったことを、手から伝わる感触、そして目で見て確認してしまっていたのです。

 焦ったあまり勢いよく抜いてしまいましたが、幸い小さな穴が空いているだけであり、先生のようにぱっと見では確認することは難しい程度のものだったそうです。

 「バレずに済んだ」男の子はそう思ったのでしょう。自分から申告することはなく、その場は何事もなく終えたそうです。

 私が目撃した一部始終はここまでとなります。

 そして、男の子を襲った恐ろしい体験はその日の放課後に起こりました。

 帰りのホームルームが終わり、みんなが家路に着いた後でした。男の子は宿題で必要な理科のノートを引き出しの中に忘れてしまいました。

 もう少しで家に着くところですが、人体模型の罪悪感もあったのでしょう。理科のノートを学校まで引き返し取りに行くことにしたそうです。

 冬も近く、学校に着く頃には陽も傾いていました。

 夕日が眩しく校内を照らす中、男の子は玄関から自分の教室に向かいます。

 下校時刻も過ぎているため、校内に人影はありませんでした。

 「先生に見つかったらめんどくさいな」なんて心配も無意味でした。誰にも会うことはなく辿り着く事ができました。教室までは。

 ガラガラ

 と教室の扉を開けます。カーテンの隙間から室内を照らす夕陽の明かり、暗いような明るい空間は不思議と心が落ち着かず、高揚感か、喪失感のような感情で心がいっぱいになりました。

 「早くノートを取って帰ろう」そう思って教室内に入った時、あることに気づいたそうです。

 自分一人だけのはずの教室に、もう一人いたのです。

 教室の隅、用具箱やロッカーの前に人影が見えました。

 「この時間に誰だろう」そう思って声をかけようと思いましたが、口から声が出ることはありませんでした。

 気づいたのです。その人影の異様な雰囲気に。

 背丈から友達ではないことは一目瞭然でした。かといって、どの先生のシルエットとも違う…

 えも言えぬ感情に襲われました。男の子は動く事ができなかったそうです。

 足に力が入らず、膝から下が生き物のように揺れ出したそうです。

 心を誰かに鷲掴みにされ、それに抗うように心音は高らかに鳴り響きました。

 「な…に…が…

 頭も真っ白になり、まともに考えることもできず、口から出る声も途切れ途切れで言葉になりませんでした。

 「早くここを出たい」男の子がそう思うや否や、その人影がゆっくりと近づいて来たのです。

 「や…ば…い…

 最初は暗くはっきりと見えなかった人影も、カーテンの隙間から差す夕陽の光に晒されることではっきりと視認する事ができました。

 その瞬間、全神経が、感情が、身体が、細胞レベルで危険信号を出したのがわかったそうです。

 直感で分かったみたいです。仕返しに来たのだと。

 自分に危険が迫っていると。

 その人影は、実験中に男の子が傷つけてしまった人体模型でした

 一歩…一歩…そしてまた一歩…

 人体模型が目の前まで来た時、男の子ははっきりと聞きました。

 「イッショニナロウ

 


 その夜に、教室で倒れている男の子を宿直の先生が見つけました。男の子の親からも捜索願が出るなど大規模な事態にもなっていましたが、男の子は無事に見つかったのです。

 ですが、かなり衰弱した状態で緊急入院となりました。

 診断結果は「胃潰瘍」胃に小さな穴が空いていたそうです。

 冒頭でもお話ししましたが、現在は男の子も転校してしまい、真実を知ることはできません。この話も男の子と仲が良いという友達から聞いた話です。

 真実は闇の中となってしまいましたが、渦中の人体模型は、今でも理科室に飾られています。胃に穴が空いたまま。

まとめ

淋しい骸骨

現在人体模型は手の届かない場所に保管されているケースも多い
人体模型は30万円を超えることも多く、弁償の場合は損害が大きい
無闇矢鱈に触らずに、心霊面でも、金銭面でも自己責任でお願いします

 以上で、【学校の七不思議】「動く人体模型」の怖い話を紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。

 他にも、【厳選16選】学校の怪談を七不思議も交えて紹介※眠れなくても責任取れませんという記事もあるので、興味がある方は是非ご一読ください。

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