あなたは怖い話は好きですか?
老若男女、一度は聞いたり話たりなど、怪談に触れる機会はあるのではないでしょうか。
そんな怪談の中でも「事故物件」は舞台としてはメジャーと言えるでしょう。
今回紹介する事故物件の怪談は「私だった」です。
夜中に読むのはおすすめしません。何故なら、眠れなくなっても責任は取れませんから…
それでは、ごゆっくりお楽しみください。
他の怪談も気になるという方は、下記の記事を参照ください。
【事故物件の怪談】「私だった」
私が住んでいるのは、いわゆる事故物件だ。
「事故物件」と一言で言っても想像しにくいかもしれない。
一般的には、前に住んでいた人が亡くなって、幽霊になり悪さをする…具体的には、物音がしたり、扉が勝手に開いたり、テレビが付いたり等だろうか。
だけど、私が住んでいる部屋は、その括りを悠に超えてくる。
私がこの部屋に住み始めてから何年も経つ。
その間に「何人もの幽霊が入り込んできた」のだ。
物音どころではない。姿形もはっきり見える。
怖くて怖くて逃げ出したくなる。
でも、私にはこの家しかない。
だからあいつらが出て行くように精一杯威嚇をする。
大きな声を出してみたり、物を投げてみたり。
そうしていると、そいつも嫌になるのか出ていってくれる。
だけど、すぐに違う奴が入って来る。
この繰り返しだ。
私もいい加減嫌になってくる…
ほら、また新しい奴が来た。
そいつも何食わぬ顔で入って来た。我が物顔で家中を闊歩している。
私はいつも通り大きな声で威嚇する。
すると、そいつは呆気なく外に出ていった。
これでしばらくは落ち着いて過ごせるだろう。そう思っていた。
だけど、違ったようだ。
翌日、そいつともう1人が家に入って来た。
何故か1人増えた。私はまたいつものように威嚇をする。
近くにあったリモコンを投げつけてみる。
「ひぃ」
なんて情けない声を出していた。
増えた1人の男が言い放つ。
「これは強い霊が住んでますね」
そう言ってお経を唱え出した。
何をしているんだろう。勝手に人の家に上がり込んで。
我が物顔で家の敷居を跨ぎやがって。どういう神経をしているんだろう。
急にお経なんか唱えやがって。呪い殺してやろうか。
けど、そんなこともどうでもよくなってきた。
思考が鈍くなってくる。
不思議とこの声、落ち着くんだよな。何でだろう。
まとめ
今回の事故物件の話は、住んでいる幽霊視点から描かれている
何年も住んでおり、大声や物音などのポルターガイスト現象で追い出している描写から推察できた
霊能力者のお経から成仏するまでで、自身を幽霊と認識しているかのような発言も垣間見える
以上で、【事故物件の怪談】「私だった」を紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。
他にも、【事故物件の怪談】「厳選4選‼︎」を紹介※眠れなくても責任取れませんという記事もあるので、興味がある方は是非ご一読ください。
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