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【病院の怪談】「深夜のナースコール」を紹介※眠れなくても責任取れません

廃墟の病院オカルト

 あなたは怖い話は好きですか?

 老若男女、一度は聞いたり話たりなど、怪談に触れる機会はあるのではないでしょうか。

 そんな怪談の中でも「病院」は舞台としてはメジャーと言えるでしょう。

 今回紹介する病院の怪談は「深夜のナースコール」です。

 夜中に読むのはおすすめしません。何故なら、眠れなくなっても責任は取れませんから…

 それでは、ごゆっくりお楽しみください。

 他の怪談も気になるという方は、下記の記事を参照ください。

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【病院の怪談】「深夜のナースコール」

廃墟の一室

 あれは暑い夏の夜の出来事でした。

 私の勤めている病院では入院患者は2階以上で生活することになります。

 そのため、2階から上の階には小型の浴槽が設置されているのですが、自身で入浴できない方は、機械が付いている大型の浴槽に入ってもらうことになります。

 その浴槽は1階にしかなく、人手不足から昼間にしか使用することはありませんでした。

 そして、お部屋だけでなく、トイレなどに緊急用の「ナースコール」が備わっています。もちろん浴槽にも…


 あの日、私ともう一人の看護師(A子)は夜勤をしていました。

 特に急に体調が変化する患者さんがいるフロアではないため、夜間帯も穏やかに過ごせていました。

 ある程度の業務も済み、A子と二人でナースステーションで雑談をしていました。

 他愛のない会話でした。内容はあまり思い出せませんが、互いの恋愛事情であったり、職場の愚痴であったりを話していたんだと思います。

 A子の彼氏がお金に無頓着でどうしようもないという話で盛り上がっていた時だった思います。

 ピンポーン(ナースコールの鳴る音)

 ナースコールが鳴りました。

 時間で言うと日付が変わったくらいだったと思います。

 患者さんも寝静まり、あまりナースコールを使用されることもないため、「急変か」と身構えたのが半分と、「何かの間違いか」と訝しげに感じたのが半分という感じでした。

 どこから鳴っているのか。それはナースステーションに備えているコール板(居室やトイレなど、どこでナースコールを使用しているかを一眼で見て把握できる板)を見ればわかりました。

 確認した後、二人して顔を見合わせます。

 「何かおかしい」

 これは二人の共通認識だったと思います。何故なら、ナースコールが使用された場所は…

 1階の大浴槽なのだから。

 何がおかしいのか、それは考えるまでもないでしょう。

 「こんな深夜に浴槽を使う患者さんはいない」

 これに限ります。また、使おうとする患者さんがいたとしても、職員が鍵を開けたり、機械を操作しないと入浴できないため、実質使用はできないわけです。

 そんなところからナースコールが鳴るわけがない…

 そんなことはわかっていました。ですが、ナースコールとは、極端に言えば命の危機を知らせてくれるものです。

 蔑ろにすることはできませんでした。

 私はA子と顔を合わせながら、コール板に備わっている受話器を手に取ります。

 この受話器は、ナースコールを使用した人と会話ができるものであり、早めに症状を聞くことで、必要物品を準備して向かうことができるのです。

 つまりこの受話器を取れば、本当に誰かが浴槽を使っているのかを知ることができるということです。

 私は固唾を飲みながら受話器を耳に当てます。すると…

 ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン…

 普通であれば、相手と会話ができるはずです。誤作動であったとしても、無音のはず。

 ですが、聞こえる音は、ナールコールで呼んでいる最中に鳴るはずのコール音でした…

 寒気で体が思うように動きません。傍で聞き耳を立てていたA子も同じようでした。

 しばらくして落ち着いてたのか、A子から確認する必要があるのではないかと提案がありました。

 コール音は受話器から聞こえることはなくなり、続いて鳴るということもありませんでしたが、実際鳴ったことは確かなので、確認はしなければならないのではということでした。

 私は頷き、他の階の人に連絡を取り一緒に確認に行きました。

 ですが、そこには人影一つありませんでした。誰かが使っていた形跡もありません。

 受話器からコール音が聞こえたということは、1階のどこかのトイレとかから使用があったのではと思い確認しましたが、誰かが倒れているということはありませんでした。

 今でもあの出来事はどう解釈したら良いのかわかりませんが、今でも時々、誰もいない部屋やトイレから相手のいないナースコールが鳴ることがあるそうです。

まとめ

廃墟すぎる

ナースコールは人によって使用用途が違うが、生命に関わるケースもあるため蔑ろにはできない
押したり握ったり引っ張ったりしなければ作動しないため、誤作動は考えにくい
コール音はJ-POPなどに変更できる。使用頻度が多い場所だとその曲自体を嫌いになることがある

 以上で、【病院の怪談】「深夜のナースコール」を紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。

 他にも、【病院の怪談】「厳選4選‼︎」を紹介※眠れなくても責任取れませんという記事もあるので、興味がある方は是非ご一読ください。

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