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【怖い話】※実話※「金縛り」を紹介※眠れなくても責任取れません

泣く赤ちゃん オカルト

 あなたは怖い話は好きですか?

 世の中には数え切れない程の怖い話、俗に言う怪談が溢れています。

 そして好むと好まざるとに関わらず、あなたの周りにも漂っているでしょう。

 それは筆者である私の周りにも•••

 今回紹介する怪談は、筆者が体験した実話「金縛り」です。

 夜中に読むのはおすすめしません。何故なら、眠れなくなっても責任は取れませんから•••

 それでは、ごゆっくりお楽しみください。

 他の怪談も気になるという方は、下記の記事を参照ください。

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【怖い話】※実話※「金縛り」

寝ている女性

 体験したことがあるだろうか。

 「金縛り」というものを。

 「聞いた事はあっても体験した事はない」という人も多いだろう。

 噂では、20歳までに金縛りを体験しない人は以降も金縛りにあうことはないという話も聞いたりはする。

 金縛りの原因としては、レム睡眠中に脳が覚醒してしまうことで発生するという科学的根拠があるらしい。

 なので、アルコールやカフェインの摂取、合わない寝具などで眠りが浅いと金縛りになりやすいのだとか。

 はたまた、生き霊に取り憑かれている、であったりなどの心霊現象だという話もある。

 だが、そんな事はどうでもいい。

 金縛りを体験している本人であっても、科学的なものなのか、霊的なのか、はっきりわかりゃしないのだから。

 でも、一つだけ確かなことがある。

 それは、「体験しないに越した事はない」ということだ。


 初めて体験したのは高校生の頃だった。

 その頃は名前や現象については知ってはいたが、日常生活で頻繁に出てくるワードでもないので、これといって意識した事はなかった。

 周りでも体験したことがあるという人を見たことがないのも要因だろう。

 対して予備知識もなく、また予想や予感、予兆なんかも当然あるわけがない。

 突発に突然に突如として起こったそれは、言いようもない程の衝撃を内包していた。

 カーテンからうっすらと差している青白い光は、床に薄い影を落としていた。

 まだ薄暗いがぼんやりと、それでも少しずつ陽が登り始めるている早朝のことだった。

 何年も前のことを覚えているのには理由がある。

 それは、この景色しか見れない時間があったからだ。

 目が覚めた時にはすでに始まっていた。

 最初に異変に気づいたのは、寝返りをしようとした時だった。

 身体が動かない。

 感覚的には、「固まって動かない」ではなく、「動けないほどの重力が全体にかかっている」という感じだった。

 「ピクリとも動かない」ではなく、「全力で動けば指一本は動かせるかも」と表現すればわかりやすいか。

 手、足、頭•••少しずつ力を入れ動かせるか試すも、やはり動かせない。

 どこか動かせる部位はないかと探す。何故か瞼だけは自由に動かせた。

 瞬きをしても現状は変わらない。目に見える景色に異変も見られない。

 少しずつ状況を理解し始める。

 金縛りだと認識した。

 その瞬間、戦慄が走る。

 「おギャァおギャァ」

 遠くで赤ちゃんが泣いている声が聞こえる。

 背筋が凍る思いとは正にこのことだった。

 身震いしようにも身体が動かない。

 「おギャァおギャァ」

 少しずつ声が近づいてくるのがわかる。

 逃げ出したくても逃げ出せない。

 「おギャァおギャァ」

 声は部屋の壁を透けて入ってきたかのようにすぐ後ろまで近づいていた。

 怖くて目を瞑る。動けず、逃げれないのなら現状を理解しても一緒だ。

 「おギャァおギャァ」

 耳元で叫ばれているのがわかる。

 恐怖で頭の中は真っ白だった。死を覚悟したその時、

 「おギャァおギャァ」

 声は頭の中に入ってきた。頭の中で響き渡った。

 あまりの声量に頭が割れそうになる。

 心の底からの恐怖、訳のわからない状況、頭の中泣く赤子

 絶叫が口を突く。

 「うわああああ」

 そんな情けない叫びをしながら身体を起こした。

 もう赤ちゃんの声は聞こえなかった。

 さっきまで重かった身体も嘘のように動かすことができた。

 異変があったと言えば、そう。汗だくで気持ち悪かった。

 これから何度も金縛りにはあっているが、この時以上の恐怖は感じたことがない。

 これが科学的なものなのか、霊的なものなのかはもう知る由もないが、この金縛りをきっかけに、怖い話や都市伝説、オカルトに興味を持ち出した。

 暇さえあれば洒落怖に入り浸っていた。

 都市伝説を調べてはワクワクし、他人には理解を得られることは少なかった。

 それでもいいと今でも思っている。だが、そこまで割り切って向かい合うことができる人は少ないだろう。

 やっぱり「体験しないに越した事はない」

まとめ

寝具

マンションに住んでおり壁の向こうは他人の部屋だが、物音や声がはっきり聞こえた事はない
近くの部屋で、赤ちゃんを連れている家族は見たことがなかった
少しずつ、確実に近づいてくる声を今でも忘れることができない

 以上で、【怖い話】※実話※「金縛り」を紹介※眠れなくても責任取れませんを終わります。

 他にも、【怖い話】※実話※「筆者が体験した実話6選!!」を紹介※眠れなくても責任取れませんという記事もあるので、興味がある方は是非ご一読ください。

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